営業本部/管理本部
達成感が、なによりも私たちの魂を磨く。現場の最前線で活躍する、先輩からのメッセージ。
本社・東京営業所 プロジェクト部 演劇グループ
城戸口 隼

金井大道具の醍醐味を感じられる部署です。
大学時代は、「有機ELディスプレイで使われる基礎分子」の研究を当時していた記憶があります。今の仕事とは扱うモノのスケール感(単位)の違いに今気づきました。
プロジェクト部の仕事は「クライアントのちょっとした相談」から始まり、「こういったことがしたい」という夢のような企画を、構造面・金銭面を考慮し、実現するためのプロジェクト推進役です。演出家やデザイナー、現場の要望に最大限応えるために、日々情報を集め、会社も現場も観客もみんなが幸せになるように立ち回っています。それでも、経験値・知識・判断力・能力の至らなさを痛感したこともありますが、自分が携わった演目が素直にいいと思えた時や、観客のいい反応が見られた時は嬉しいですね。
プロジェクト部は、社外の打合せや現場に出ていることが多いため定位置的な「職場」の感覚はないですが、先輩や同僚に会うとそれぞれが経験したことや同じ苦労を共有・共感できるため、とてもいい雰囲気です。金井大道具内では、一番敬遠されている部署ですが、個人的には一番おすすめです。今後も、仕事やプライベートを充実させ、心身ともに健康でいることが目標です。

学生時代にしか経験できないことが、
仕事に役立つ時がきっとあります。
大学時代は、国際政治経済学部に所属していましたが、就職活動をする中で商社や金融関係の仕事に魅力を感じなく、子供のころから好きだった物を造る会社で仕事をしたいと思い、たどり着いた会社が金井大道具でした。
プロジェクト部は一般的に営業職です。営業となるとお金の管理や残業ばかりで大変そうに思うかもしれません。その大変の中でも仕事が嫌になる大変と、やりがいを感じる大変の2種類あると思いますが、私は後者だと思います。大変な時こそ、工場の人や先輩方がアドバイスや手助けをしてくれます。会社一丸となって一つの案件を完成させたときの達成感や価値観はその案件に関わった人達にしか分かりません。私はその達成感があるからこそ、どんなに大変でもやりがいを感じ金井大道具のみんなと仕事をしたいと思えています。
最近、ドラマの仕事を任せてもらうようになり、バラエティーとは違った面も多く、一から勉強中です。バラエティーもドラマも金井大道具に任せれば安心と思ってもらえるようにしていきたいです。
入社前に必要なことは特にないと思います。学生時代にしか経験できないことをすることが大事だと思います。その経験がいつか、仕事をしていく中で役に立つ時がきっとあります。

大好きな演劇を観てこの仕事を志したように、
人の心を動かせるような作品に携わりたいです。
プロジェクト部は、担当する案件を最初から最後まで見届ける役回りです。お客様にお話しをいただいてから、デザイン部と一緒にお客様と相談しながらプランを固めていきます。その後、工場や協力会社へ製作物や人員・車輛の発注を行い、現場で仕込みから撤去までを見届け、最後に見積額をお客様からいただくところまでが大きな流れです。本社や工場など色々な所に出向きますが、まだ駆け出しの私のような社員にも、先輩方がごく自然に優しく教えてくださるのも、楽しく仕事を続けられる理由のひとつです。普段はそんな和やかな時間が多いですが、現場での短時間作業や危険な作業が伴う時は、誰もが真剣な眼差しになり緊張感が走ります。メリハリがある職場だと思います。
本番中は、基本的に裏にいますが、表で本番に立ち会えた時は、見ている方々の反応などもあいまって、リハーサルの比にならないくらい感動します。それらが、ニュースやネット記事に載り、友達や家族が話題にしてくれた時は誇らしい気持ちになります。
早く一人前になって、一人で案件を任せてもらえるような立派な営業になりたいです。たくさんの知識を身につけ、日々たくさんのことを吸収し成長したいです。そして人の心を動かせるような作品に携わりたいです。
私自身、熱意だけで入社したので、とにかく熱意があればいいのではないでしょうか!!楽しい仕事ですが、イレギュラーなスケジュールや肉体労働など大変な部分も多いです。入社して初めのころは慣れない長時間の現場立ち合いもかなり大変でした。それにプロジェクト部・デザイン部も意外と現場に出て歩き回ることが多いので、油断大敵です。

たくさん遊んで遊びの中で、引き出しを増やして欲しいです。
会社説明会に参加して、学んでいた建築とは違った照明や音響を使用した空間や仮設だからできる造作物・構造物の製作に携わっていると知り、楽しくモノづくりができそうだと思い入社を決めました。以前から、フェスや東京ゲームショー等イベントにもよく行っていたため想像しやすかったこともあります。
これらのイベントは、立体性があって空間を色々動き回れるところが好きですが、喜んでもらえるという点では演劇が分かりやすいかもしれません。最近はその演劇やTVの仕事にも関わることがあり、自分が関わった番組の放送を見ると感動があります。
現在、仕事をする上で大切にしているのは、ぶっ飛んだ想像することです。ぶっ飛んだ想像は感動や技術の向上に繋がりますし、それと同時にしっかりと施工に着地させることも大切にして業務にあたっています。
毎回内容の違う仕事をしているので、成長するという感覚があまりありませんが、大きな案件でもつまずくことなく、冷静かつ順調に進められた時には成長しているのかなと思います。これからさらに、創造力・表現力を養い、それを補えるほどの知識・技術を身に付けられるように精進していきたいです。
金井大道具を志望する学生には、会社に入る前にとにかく遊んでもらいたいです(笑)ただその遊ぶ中で自分の強み弱みを探して、興味が少しでも沸いた内容を浅くてもいいので調べて自分の引き出しにしてください。本当に色々な内容の業務に携わるので、それらの経験が活きる時があると思います。

大切なのは、自分ならではの個性を見出すこと。
一緒に仕事をしたいと思ってもらえることが大切です。
中国では美術学院で建築デザインやインテリアデザインを学んでいました。その後、日本の大学院で舞台美術デザインを専攻し、論文と研究課題を中心に舞台の作品を作成していました。そこでは、金井社長が指導教授だったこともあり、金井大道具でインターンとアルバイトを経験した後、入社に至りました。現在は、金井社長の舞台アシスタントをやりつつ、イベント案件のフォローをしています。私が担当している舞台の仕事では、個性的な人との出会いが多く、そのような方々と仕事ができるので面白くて、一番勉強になります。仕事をするうえで最も大切にしている「人間性」も養われ、誰に対しても寛容で接したいと思っています。
一時期、会社と自宅の往復だけになり、ストレスを感じることがありました。自分が枯れてしまうと危機感が募り、昔から興味があった生け花を始め、静かに集中できる環境のおかげで、今は穏やかに過ごすことができています。
これから、金井大道具を目指す学生には、自分の強みをどんどん築いてもらいたいです。日本の企業は足並みを揃える印象があると思いますが、この業界では個性がとても重要です。特に技術職では「この人に描いてもらいたい、一緒に仕事がしたい」ということが多々あります。自分ならではの個性を見出し、それを強くしてもらいたいです。
今後は、デザイナーとして一人前になって、自分よりも若い世代にその経験を教えることが目標です。

在宅勤務中心ですが、オンラインでコミュニケーションが取れ、
良好な関係を築いています。
入社当初は美術グループに配属されましたが、大病を患ったことがきっかけで現在の経営管理グループに異動しました。健康状態のこともあり、在宅勤務をしていますが、オンライン会議等で、頻繁に上司や他部署の社員と連絡を取り合っていますので、コミュニケーションは良好です。 経営管理グループは、会社の経営・資金繰りに役立つ資料を作成するのが主な仕事です。また、社内の各種周知のために資料・ポスター等を作成することもあります。在宅勤務を始めてから、イラストレーター・フォトショップやオフィスソフトの操作法を習得し、幅広い書類作成ができるようになったため、より見やすく分かりやすい資料を展開し、期日に間にあうように計画的な作業を進めることができています。
今翻訳なしで映画やゲームを楽しむため英語を勉強しています。30代になってゆとりが増え、新しく何か勉強するにも、新しい趣味を見つけるにも絶好のタイミングだと言えます。これまで経験したことのないことにたくさん挑戦してみたいです。プライベートで得た経験は、巡り巡って仕事に還元されていくはずです。
学生の方には「ユーモアを持ってもらいたい」です。笑いとは知性そのもので、多角的に物事をとらえ柔軟な思考ができる人に備わるものだと思います。品位ある笑いは場を和ませ、職場の風通しを良くし皆を明るくします。他者と共同して働くためにはユーモアは不可欠だと思います。